1995年に怪我をして今までの友だちと付き合いがなくなりました。
当時はまだバリアフリーという概念が根付いておらず、また山口という田舎に住んでいたために外出できるところもありませんでした。

そんな社会を変えたく社会福祉学部のある大学に行き、そこで出会った筋ジストロフィーという生まれながら障害のある彼と学生結婚し、卒業後は講演・執筆活動をしました。

4年後、夫は病気進行であろう心不全のために睡眠中に亡くなりました。
思い出多い日本に生きることが出来ず、ハード面のバリアフリーの勉強のために一緒に旅行してカナダに逃げました。
毎日泣いて過ごしましたが、数年後に何かやらなくてはと、障害者スポーツのトライアウトに参加し、一番気に入ったテニスをレクレーションとして2~3か月に一度から始めました。
ある時、YouTubeでクアッドのNick Taylorのプレーを見た時にあそこまで重度の障害でも世界で戦えるんだ!と感動を覚えました。
それからはコーチは持てないものの自分で頑張って練習を積んで来ました。

一昨年永久帰国し、日本の子どもたちにクアッドでも凄いプレーできるんだ!と思ってもらえるようなプレーヤーになりたいと思います。
また、私の本来の専門は福祉や障害者の暮らしの紹介、バリアフリーの提案なので、講演や執筆で多くの人に私たちの存在を知ってもらえたらと思います。応援よろしくお願いいたします!

PROFILE

競技 車いすテニス
所属 立正大学
拠点 東京都
競技歴 7年
ランキング 日本ランキング 3位
世界ランキング 19位

RESULT

2017年
  • USTA US OPEN best 8
  • Alabama Open winner
  • Busan Open best 8
2016年
  • Mazatlan Open winner