プロテニスプレイヤーの高田真緒です。
私が競技を始めたきっかけは、母がなにかスポーツをやらせておきたいと思い、テニスを選んだことがきっかけです。
「実家がスクールで親がコーチをしていて~」だとか「テレビで見たスーパースターに憧れて~」だとかそんなカッコいいきっかけはありません。
世の中では、「チェスが1番頭を使う」と言われています。それでは、2番目に頭を使うのは? ある文献によると「テニス」だそうです。
そして、これは聞いた話なのですが、「体力を1番消耗するスポーツはボクシング」らしいです。
では2番目は? これもまた「テニス」みたいです!
どちらも信じ難いですが、考えてみるとあながち間違いでもないように思います。
テニスは、環境や相手、自分自身のコンディションやその時のポイントの優劣、全てを把握した上で判断し、相手がもっとも嫌がるであろうスペースに返球します。
それも一瞬にして。
卓球やバドミントンと違うのは、世界のほんの一部の大会を除いて、休憩中のコーチングは認められていません。
プレー中はもちろん、休憩している間にも1人で考えて決断しなくてはならないのです。つまり試合が始まったその瞬間から、最後のポイントが終わるその瞬間まで、全て1人で考えて判断、決断しなければならないということです。
そして、サッカーや野球と違い、団体競技ではなく個人競技であり、ネットを挟んで行う競技としては1番、1人で守る範囲が広いスポーツであると言われています。
しかも、時間に制限はなく、実力が拮抗したトッププロ同士が対戦すると、その競技時間は5時間以上にも及ぶことがあります。その間ストップ&ダッシュを繰り返されるのです。
ここまで読んでいただけると分かると思いますが、かなりハードです。笑
相手と直接的に接触しない競技ではありますが、頭も身体も体力の消耗が激しいことは想像がつくと思います。
しかし、競技中に考えることはできても、何時間も動き続けてそれを実行し、相手と戦わなければならないこの競技。
フィジカル面で劣るアジア人はあまりに不利と言わざるを得ません。
私の夢は、日本の代表として世界で戦うこと、そして体格に恵まれなくても世界で戦えるということを証明することです。
ジュニア時代は関東大会に一度だけ、それもダブルスで出場しただけでした。体格も海外の選手どころか日本人の中でも劣っています。
ジュニア時代の戦績もなくて体格に恵まれていなくても、努力し工夫をすれば、世界でも戦っていけるんだということを私自身を通して証明していきたいです。
応援、ご支援のほど、よろしくお願い致します!
PROFILE
競技 | テニス(プロ) |
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所属 | 田川テニスクラブ |
競技拠点 | 神奈川県 |
競技歴 | アマ 16年 / プロ1年 (プロ転向 2018年) |
ランキング | 日本ランキング シングルス88位 |
RESULT
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