総合馬術競技の髙橋駿人です。
10歳の頃に馬術という競技に出会い、それ以来馬という動物に魅せられ、競技を12年続けてきました。

馬術という競技は、馬という生き物と息を合わせ一つ一つの技や障害飛越を行なっていかなければならないため、人間は力任せであってはならず、わずかな感覚を頼りに馬に対して繊細な指示を送る必要があります。
一頭一頭個性も体型も違う馬の全てを感じて、一つ一つの大きな課題に対して小さな感覚で挑む難しさがこの馬術競技の魅力だと感じています。

馬術競技には大きく分けて、障害・馬場・総合の3種目があります。
障害馬術競技は、アリーナの中に設置された障害を順番通りに走行し、減点なくいかに早く回れるかを競う競技で、馬場馬術競技は20m×60mの長方形の競技アリーナ内で行う演技の正確さや美しさを点数方式で競う競技です。

そして私の行なっている総合馬術は、この2つの競技にクロスカントリー競技を加えた3種目の総減点を競う競技です。
このクロスカントリーは森などの自然に近い地形の中に様々なボリュームのある障害が設置され、その中を時速30キロを超えるスピードで走りながらコースを回る迫力のある競技です。
私は、この総合馬術でオリンピックや世界大会を目指したいです。
現在私は2スターという日本では最高クラスのカテゴリー(世界の最高クラスは4スター)の中で競技しており、初出場した今年の全日本選手権では4位という結果を残すことができました。

日本では3スター以上の競技がないため、今後は4スターでの競技を目指すために海外での活動を希望しています。
技術面、資金繰りなど不安要素でいっぱいなのが正直な気持ちですが、将来は海外に出て日本を代表する馬術ライダーになり、日本でも馬術が少しでも広まることに貢献できたらと考えています。

まだまだ世界からはちっぽけな存在ですが、ぜひ応援・ご支援のほどよろしくお願いいたします。