自己紹介とヒストリー
はじめまして。
私はライフセービングアスリートとして、ビーチフラッグスという競技を行っています。
目標は世界最高峰の大会である「全豪選手権」で日本人男子初の優勝を勝ち取る事です!
幼い頃の私の夢は「プロ野球選手になる事」でした。
11年間夢を追いかけた、大好きだった野球では高校時代「イップス」という送球障害で突然ボールが全く投げられなくなってしまい、心の整理ができず、どうする事も出来ない思いを残し、私は夢を失いました。
その後、せめて「スポーツに関わる仕事がしたい」という思いでスポーツトレーナーとして選手をサポートする立場を目指し、大学時代ひたすら勉強に励みました。そんな時に、偶然に参加した心肺蘇生法の講習会で、私は「ライフセービング」と出会い、命を守る為に考えられたライフセービング競技「ビーチフラッグス」が大好きになりました。
大学卒業後、トレーナー会社に就職したのですが、「一度きりの人生、夢に後悔を残したくない」次第にその思いが大きくなっていきました。
私は日々がむしゃらに練習を重ね、3年後の2012年 全日本種目別選手権で優勝を果たす事ができました。
世界への挑戦
いよいよ世界に挑戦をしたい!そんな時に「資金」の問題がたちはだかりました。
必死にスポンサーを探しましたが見つからず、「夢の終わり」を感じはじめた時に、大学の先輩から「ガッチャバック」というクラウドファウンディングの存在を教えて頂きました。
そして僕は、本当に幸せな事に86万円というご支援を賜り、世界大会、全豪選手権の世界2大大会に出場し、両大会で入賞を果たす事が出来ました。
支えて下さった全ての方々のおかげで、私はこうして夢に挑戦を続ける事が出来ております。本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
しかし、当時の私の実力は世界のトップ選手と明らかに差がありました。
ビーチフラッグスはうつぶせの状態で20m先の旗を競い合う、極端な短距離走です。大きく分けて「立ち上がり」と「20mのダッシュ力」が必要になります。
私はまず、「世界一の立ち上がり」を目指しありとあらゆるトレーニング方法を試し、3年間、ほぼ毎日朝と晩近所の公園の砂場で反復練習を繰り返しました。
反復回数が15万回が過ぎた頃、どうしても超える事の出来ない壁を感じ、行き詰まってしましました。
「このままでは何も変わらない。」
私は覚悟を決め、世界最速の立ち上がりをもち、全豪選手権優勝10回を誇る伝説のチャンピオンに弟子入りするため、オーストラリア・ゴールドコーストに移り住み、日本食レストランでアルバイトを行い生計をたてる事にしました。
困難はありましたが、1ヶ月でなんとかその選手と練習を行う事ができ、私はその後は5ヶ月間研究に研究をかさねました。そして、2014年3月の州大会の決勝でその選手に競り勝ち日本人では20年ぶりの優勝を果たす事が出来ました。
「何万回の反復練習よりも、実際に世界一速い人の動きを実際にみる事」の価値を体感しました。
そしてその1ヶ月後に行われた「全豪選手権」で日本人男子歴代最高位の銀メダルを獲得、同年9月に行われた世界選手権インタークラブでも、日本人初の銀メダルを獲得できました。
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さらなる高みを目指して
しかし、夢が本当に手の届くところまで来ながら、最後の最後で私は「走り」負けてしまい、夢は叶いませんでした。世界一への課題は、明らかに「走力」でした。
陸上初心者であった私は、この数ヶ月間、陸上の細野コーチと共に練習を重ね、昨年は11秒4だった私の100mのタイムは10秒8まで急激に縮まりました。そして、コーチは私は10秒前半で走れる可能性を十分に秘めていると言って下さっています。
ビーチフラッグスのメダリストは、100mのトラックを10秒前半~中盤で走るため、今の私の走力ですと20mでどうしても10cmほどの差がつき、このわずか10cmが勝敗を決定づけるのがビーチフラッグスという競技です。私は今年で27歳、瞬発力が必要なスポーツ選手として決して若くありません。
一度きりの人生、夢に後悔を残したくない。
「自分に、今必要な事は何か?」を必死に考えました。
ジャマイカ留学の決意、そしてサポーターの皆さまにお願い
必死に考えた結果、出た結論は「出来るだけ走るのが速い人たちと練習を行うこと」でした。全てをかけて、挑戦をしたいと思いました。
私はすぐに国内外で私を受け入れてくれる陸上チームを世界中から探しましたが、陸上選手でなくライフセーバーである私を受け入れてくれるチームはなかなか見つかりませんでした。
諦めかけていた時に、ジャマイカのレーサーズ・トラッククラブというチームから連絡が返ってきました。レーサーズ・トラッククラブは、ウサインボルト選手やヨハンブレイク選手といった世界のトップ選手が所属し、若い選手がどんどん育ってきている名実ともに世界一のチームです。そのトレーニング理論は今世界中から注目を集めています。
私は必死に、「ライフセービングの事」「ビーチフラッグスにかける思い」をお伝えした結果、なんと練習の参加を認めて下さったのです。そして、トレーニングプログラムの関係で、11月中旬の合流を勧めて頂きました。
このチームで練習をしっかりとつむ事が出来れば、この10cmを埋められると確信を持っています。
しかし、ジャマイカは物価も高く、専門的なトレーニングを行うには大きな費用もかかり、それは到底、今の僕がまかなえるものではありませんでした。
再度、必死にスポンサーを探しましたが見つかる事はなく、考えに考え抜いた末、私は再度ご支援を募らせて頂きたく思いました。
本当に贅沢なお願いなのですが、もし、私の夢と覚悟に共感をして下さる方がいらっしゃいましたら、ご支援頂けますと本当に嬉しいです。
何卒よろしくお願い致します。
和田賢一
応援よろしくお願いします!
PROFILE
競技 | ビーチフラッグス |
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所属 | 式根島ライフセービングクラブ |
生年月日 | 1987年12月8日 |
競技拠点 | 東京都 |
競技歴 | 6年 |
RESULT
2017年 |
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2016年 |
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2015年 |
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2014年 |
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2013年 |
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2012年 |
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[ 指導 ] |
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[ 講演 ] |
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